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2019.06.05

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2019年都市住宅学会賞業績賞・都市住宅学会長賞を受賞しました。

「大阪長屋の保全・活用情報を発信する『オープンナガヤ大阪』の連続開催」

 

 

【受賞者】大阪市立大学長屋保全研究会、オープンナガヤ大阪実行委員会、
藤田忍名誉教授、小池志保子准教授、小伊藤亜希子教授、中野茂夫教授、福田美穂准教授、
綱本琴研究補佐、オープンナガヤ大阪実行委員:伴現太 実行委員、松村一輝 実行委員、
植森貞友 実行委員、吉永規夫 実行委員

 

【学会による講評】

本事業は、減少が続く大阪の伝統的木造長屋の魅力の発信と保全・活用をめざすオープンハウスイベントである。イベント参加者は、改修された長屋を巡り、空間を体験し、暮らしを肌で感じる。8年連続で開催されており、参加者数、知名度ともに高いイベントに発展してきている。このイベントは、参加者に多様な再生モデルを提示するだけでなく、関係者 (再生長屋の居住者・利用者、潜在的ユーザー、技術者など)の相互交流、長屋ネットワークの形成、再生技術に関する情報提供の機会を作り出し、長屋の保全。再生の促進に大きく貢献している。さらに特徴的なことは、イベントの企画。運営、広報を主に学生が担い、公式ガイドマップやウェブサイトの作成、会場案内、活動記録集の作成などを年間通して行っている点である。まさに教育と実践が結びついた事業であり、開催継続によりさらに高い教育効果が認められている。

以上より、本事業は、当学会の業績賞に相応しいと認められる。

 

【都市住宅学会業績賞 受賞のことば】 藤田 忍

 この度、栄誉ある都市住宅学会業績賞を賜り、大変光栄に存じ、感謝申し上げます。オープンナガヤ大阪の狙いは、大阪長屋と長屋暮らしの魅力を、「暮らしびらき」というテーマのもとに、多くの人に知らせること、その中で長屋に関わる人々の交流を深め、長屋の保全と活用を一層進めることですが、私自身振り返ってみて、最も大きな喜びであり、成果は、長屋人(ながやびと)の発見であり、彼らと交流を深めてきたことです。特に実行委員である長屋に暮らし、商いをし、また所有する人々には、共通性があります。伝統的な木造の長屋を愛し、そこに周りの人々の居場所をオープンに提供し、アートや福祉の力で小さな幸せのおすそ分けをするというミッションを持ち、さらに人をつないで広げていくネットワーカーである・・・そんな魅力的な人々が実行委員会に集い、語ってくれたのです。事務局スタッフである学生諸君も、長屋人予備軍と言っていいでしょう。受賞の喜びを、長屋人、その予備軍の、皆さんと分かち合いたいと思っています。

 

オープンナガヤ大阪概要